そのイライラはレンズのせい?不機嫌を「選び直す」新習慣
今日は、選択理論心理士あつこ先生による「自分と人ともより良い関係を築く幸せ講座」を行いました。
皆さんは、日々ご機嫌に生きていますか?
「あの人の言動で気分が悪い!」
「なんで私がこんな思いをさせられるの?」
など、
生きている中で、自分の思ったとおりにならないことや、自分にとって良いと思えない出来事が起きたりして、モヤモヤ、イライラ、シクシク、ドキドキ、ワクワク・・いろいろ感じることがあると思います。
今回のテーマは、私たちの毎日に欠かせない「見方・捉え方(解釈)」について、グループワークを通して、皆さんと一緒に深く掘り下げていきました。
同じ出来事でも、反応が違うのはなぜ?
私たちは日々、さまざまな出来事に遭遇します。
しかし、同じ現象が起きても、人によって取る言動は全く異なります。
それはナゼでしょうか?
理由は、私たちは皆んな自分の「色メガネ」を掛けて、現実の世界を見ているからです。
選択理論では、脳の働きと人間の行動の理由を図解した【カラーチャート】という図を用いて説明し、人が感じている状態を色で表します。
- 赤色: 否定的
- 緑色: 中立
- 黄色: 肯定的
もし、起きていることに対して「自分にとって気分が悪い」と感じたり、自分の欲求充足ができていない時、それは赤色のレンズで現実世界を見ているサインかもしれません。
レンズは、いつでも「選び直せる」
大切なのは「色メガネのレンズは自分で変えられる」ということです。
「変えなければならない」と、自分を追い込む必要はありません。
ただ「今の捉え方は、自分の幸せや心地よさに効果があるのかな?」と、自分に問いかけてみてください。
もし効果がないのであれば、別の捉え方を「選び直してみる」こともできるということです。
この「選択できる」という感覚が、心を自由に、そして自分で自分のご機嫌を取ることに繋がります。

「短所」を「強み」に変換してみる
講座の中では、日本の子どもの自己肯定感の低さについても話題にのぼりました。
結果ばかりに目を向け、プロセスや「できていること」を、見落としがちだと言われています。
そこで今回は、つい「赤色のレンズ」で見てしまいがちな子どもの行動を、肯定的もしくは中立的な視点へと変換するワークを行いました。
- 直ぐ疲れる
- 続かない
- 失敗ばかり
- 怖くて動けない
- 迷惑を掛けてしまう
- どうせ無理
このブログを読む皆さんなら、どんな変換ができそうですか?
グループワークの中では、
- 休息が必要なことがわかる
- 興味の幅が広く新しいことに挑戦する力がある
- たくさんの経験を積み挑戦し続けている証
- 自分を守る防衛本能・生存欲求が強い証拠
- 相手に貢献の喜び・力の欲求充足を与えてる
- 本当はやりたいという裏返し!?
などなど
多くの見方・捉え方が挙がり、このワークから自身の見方・捉え方のクセに気付かれる様子もありました。
また、私たちの心の中にある「~するべき」「~であるべき」という、強い思い込み(べき思考の癖)も、自分を苦しくさせる原因になります。
「何でそんなことするの!言うの!」
「○○なんだから、しっかりしてよ!」
「ちゃんとしなきゃ!やり遂げねば!」
などなど、
こうした心の叫びに気づいたら、一歩立ち止まってみてください。
自分の見方・捉え方のクセを知り、自分にとって、より心地いい解釈を選べるようになると、毎日の景色は少しずつ変わっていきます。
皆さんは今日、どんな色メガネで過ごしていますか?
どの色のレンズで過ごしたいですか?