どちらも大切♩自分と相手の「上質世界」

先日は、外部講師の選択理論心理士あつこ先生をお招きして、「自分と人ともより良い関係を築く幸せ講座（スタンダード基礎編）」を開催しました。

今回は、選択理論用語ではお馴染みの【上質世界（願望）】について、グループワークを行いました。

選択理論では、
人は誰しも、脳のある場所に【上質世界（願望）】と呼ばれる特定の場所を持っています。
それは自身の５つの基本的欲求を最も満たすイメージの世界で、このイメージの世界には、自分が得たいと思うものが入っています。

例えば、大好きな食べ物や一緒にいたい人など、大事にしている人や物・信条・価値観など、自分が良いと思うものや、気分が良くなるものがイメージとして入っています。
→選択理論の基本概念についてはコチラ

一人ひとり違う自分にとっての【上質世界（願望）】を書き出し、グループごとにシェアを行いました。

人については家族・友人など大きく共通した内容もありましたが、「一時的に一緒に住んでいた、自分に良くしてくれた沖縄の人」と、細かい部分は違う意見も出ていました。

物や食べ物については、お茶・ファッション・ゲーム・中華料理・チョコといったように、たまに同じものが入っていることもありますが、多くはみんな千差万別と言えるくらい違うものが入っていました。

おもしろいことに、【上質世界】のお話をしている時は、皆さん楽しそうに笑顔が多く溢れていて、気分も心地よく感じていた方が多かったように感じます。
そして、自分のお話の時だけでなく、相手の【上質世界】を知ることで、相手の印象や人間関係も良くなっているように感じたのではないでしょうか＾＾

例えば「嫌いではないけど、何となくあの人は苦手…」と感じてる相手がいたとします。
その相手と、たまたま映画の話になって、相手が自分の好きな映画を肯定的に話したり、好きな映画が偶然一致していたとき。
「え！自分もあの映画めっちゃ好きなんですよ！！」と、一気に距離が、グッと近づいた感覚を体感したことってありませんか？

映画ではなくても、好きなものが何か一つでも一致していると、それだけで分かり合えるものがありますよね。また、その逆の場合として、自分の【上質世界】にあるものを否定されると、嫌な気分になったり。。

【上質世界】はそれくらい、さまざまな物事に対して自分がどのように捉えているか（良い・悪い・どちらでもない）という、自分だけの価値の基準（ものさし）にもなっています。

自分の【上質世界】を大切にしながら、相手の【上質世界】も大切にできることが、より良い人間関係には大事だと感じる時間でした♪

スリーピース今里では、批判したり責めたり罰するような「人間関係を壊す習慣」は使わず、相手の話を傾聴し、受容し、励まし、信頼し、尊敬する支援として「人間関係をより良くする習慣」を意識し、安心・安全な環境を提供しています。

利用者さんたちも講座やグループワークから、自己理解を深め、自分と人の違いを認めることを、日頃から意識されているためか今回も、とても心地のよい楽しい時間になりましたね♪( ´▽｀)

就労移行支援事業所 スリーピース今里 では、ただ単に就職をゴールに訓練をするのではなく、あなたらしく、心豊かに幸せに生きていくためのスキルを身につけていきながら、長く働き続けることを目指せる支援を行っています。

大阪府内だけでなく、利用されている方の中には、奈良・和歌山からもスリーピースを選ばれて、通所されています。
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