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スリーピースだより

2025/4/23

他人と過去は変えられない、自分と未来は変えられる

こんにちは^^スリーピース今里です。

「先生が嫌いだから勉強しない」
「今回の失敗は、ただ運が悪かっただけ」
「希望する仕事に就けなかったのは周りの環境や親のせいだ」

皆さんは、こんな風に思ったり、口にしたりしたことはありませんか?

今日の外部講師:大西あつこ先生による「自分と人ともより良い人間関係を築く講座」では、働く上で、そしてより良い人生を送る上で大切な考え方を学びました。

自責ってネガティブなこと?

選択理論心理学では「過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる」と考えます。
提唱者ウイリアム・グラッサー博士は、「私たちは、過去や環境に振り回されることなく、自らの人生を自分の望む方向に進むべく選択できる」としています。

過去のせい、人のせい、環境のせいにしないで、自らが状況を判断して最善と思う選択をし、ベストを尽くせるとしたら・・。

この日の講座で焦点を当てたのは「自責」という言葉です。

「自責」と聞くと、「自分が悪いんだ」「私のせいだ」と、ネガティブに捉えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、反省したり、自分の言動を振り返ることは大切です。

しかし、選択理論で考える「自責」は、少し意味合いが異なり「自分の選択に責任を持つ」ということです。
他者や環境のせいにするのではなく、物事を「自分の選択」として捉え直す視点です。

例えば、冒頭の「先生が嫌いだから勉強しない」という状況を考えてみましょう。
この考え方では、勉強しない原因を「先生が嫌い」という他者(先生)に求めています。
これを「自責」の視点で捉え直すとどうなるでしょうか?

講座では、「その勉強が嫌いだからしない」のように変換するワークを行いました。
例えば「先生が嫌いだから勉強しない」のではなく、「自分がその勉強をすることを選択していない(しないことを選択している)」と捉え直すということです。

このように、他人の影響ではなく、自分の選択として捉え直すことで、状況に対する見方が大きく変わってきます。

ワークの中では利用者さんから、
・実力不足だと感じた時にネガティブになり、他責にしがちな癖があることに気づいた。
・他責から自責に変換するのは、やってみると結構難しいと感じた。
などの声が挙がりましたが、
・今回のワークのように、自分では変えられないことではなく、今自分ができることは何か?という視点で考えていこうと思う。
・練習していくことで、今まで抱えていたモヤモヤ感がなくなるのを感じる。
との声が後を続き、他責から自責へ視点を移すことの難しさと、同時に得られる前向きな変化をよく表していましたね。

モヤモヤ感情を手放すには?

私たちが日常生活でモヤモヤしたり、なんだかスッキリしないと感じる時、それはもしかしたら、自分ではどうすることもできない他人や環境をコントロールしようとしている時かもしれません。

「どうしてあの人は、私の気持ちを分かってくれないのだろう?」
「こんなに頑張っているのに、環境が変わらないからうまくいかないんだ…」

こうした考え方は、自分では変えられないものに焦点を当てているため、フラストレーションや不満を生み出しがちです。

しかし、今回の講座で学んだように、自分がコントロールできるのは「自分自身」と「自分の未来(のプロセス)」です。
意識的に、自分がコントロールできることに目を向けると、不思議とモヤモヤは自然と消えていきます。

「今の状況で、自分にできることは何だろう?」
「この経験を自分の未来に活かせるとしたら、どうより良いものにしようか?」

こうした自分自身への問いを持つことで、他責から自責へと視点を変え、建設的で前向きな選択ができるようになります。

自分と未来は変えられる!

この選択理論の考え方は、とても力強く前向きな視点を持つことの大切さを教えてくれます。

他人や過去を変えようとエネルギーを使うのではなく、自分がどう考え、どう行動を選択するかに意識を集中することで、より充実した、そして自分らしい人生を歩むことができるのではないでしょうか。

スリーピース今里では、これからも様々なカリキュラムや講座・グループワークを通じて、皆さんが「自分の人生の舵を自らで切る」ためのお手伝いを行っていきます。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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