報連相は日常生活でも使うコミュニケーション
今日のビジネスマナー講座では、社会人として必要不可欠なスキル「報連相」について行いました。
4月入社を控えた方、現在就職活動中の方など、さまざまな状況の方が参加され、熱量の高い講座となりましたね。
「報連相」とは、
「報告」「連絡」「相談」の略称であり、職場でのコミュニケーションを円滑にするための基本です。
しかし、発達障害(ADHD・ASD)の特性に限らず、多くの社会人が「タイミングが分からない」「報連相は苦手」といった悩みを抱えています。
今回の講座では、まず「報連相」の重要性を、具体的な事例を通して学びました。

日常のシチュエーションを題材に、報連相がなされなかった場合に、どのような問題や不便さが生じるのかを推察する練習を行いました。
例えば、あなたが近所の人から「ご家族皆さんでどうぞ」と手土産を貰ったとします。
これをお母さんに報告せずにいたら、どんなことが起きそうでしょう・・・。
何も聞かされてないお母さんは、近所の人に会ってもお礼を言うことはなく、渡した近所の人は、もしかしたら「モヤッ」と感じるかもしれません。
「相手が勝手に渡してきただけで、自分には興味・関心のない人」であっても、家族皆んなが同じ気持ちとは限りません。
お母さんが、近所付き合いを大切に思っているとしたら、お礼や感謝を伝えることは、相手との良好な関係を築く一つの表現方法であり、信頼関係を築くための大切なコミュニケーションです。

これは働く職場でも起こり得ることです。
もし、職場で「報連相」がなかったら、どのような問題や不便さが、自分だけでなく上司や周囲に生じるでしょうか・・・。
ワークでは4つの選択肢を参考に、それぞれの答えを出し、発表し合いました。
皆さんからは、
●情報共有が遅れて手戻りの作業が発生する
●自分のせいにされるリスクが上がる
●認識のズレから顧客とのトラブルに発展する
などなど、
それぞれの視点から様々な意見が出ましたが、ワークや意見交換から皆さん「報連相」の重要性を改めて認識されていました。
どのような見方ができるか視点を変えることで、これまでとは違う見え方もありましたね。

その上で、「上司への報告はいつすればいい?」「同僚への連絡どこまで伝える?」「相談する前に自分でどこまで考える?」など、具体的な課題に対しても、「報連相」のタイミングや内容について深く考えることができました。
講座では、参加者同士の意見交換から、
●自分はつい結論を急いでしまう
●これくらいは言わなくてもいいかと自己完結していた
●相手に配慮して相談できない自分がいた
など、
自身の考え方や行動の癖に、気付く機会にもなったようでした。
「報連相」は、職場だけでなく、日常生活でも大切なスキルです。
今回の講座を通して「報連相」を身近に感じ、今後の生活に活かしていきたいという声が多く聞かれました。
スリーピース今里では、就職に必要なスキルだけでなく、人生を心豊かにするためのスキルも学ぶことができます。
ご興味のある方は、お問合せのうえ見学にいらしてください。