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スリーピースだより

2025/1/7

忘れっぽさに困る発達障がいの方に。無理なく取り組める記憶サポートの方法

「また忘れてしまった…」「どうしてこんなに物忘れが多いんだろう?」そんな風に悩んでいませんか?発達障がいの特性として、忘れっぽさを感じやすい方は少なくありません。それが日常生活や仕事に影響を及ぼすと、「自分がダメだから」と感じてしまうこともあるかもしれませんね。でも、そんな風に自分を責めなくても大丈夫ですよ。忘れっぽさは工夫や習慣の見直しで軽くすることができます。この文章では、忘れっぽさに困っている方に向けて、無理なく実践できる記憶サポートの方法をお伝えしますね。一緒に、少しずつ改善を目指していきましょう。

忘れっぽさは発達障がいの特性かも

発達障がいのある方にとって、忘れっぽさは特性の一部として現れることがあります。それは、能力が劣っているわけではなく、脳の情報処理の仕組みが少し違うためなんですよ。

  • 注意欠如・多動症(ADHD): 複数のことを同時に考えたり、注意が散漫になりやすいため、情報が記憶に定着しにくいことがあります。
  • 自閉スペクトラム症(ASD): 複雑な指示や抽象的な情報を理解しにくく、結果的に忘れてしまうことがあります。

忘れっぽさは特性に起因するものなので、「なぜ自分はできないのか」と責める必要はありません。むしろ、工夫次第で生活が楽になることもたくさんありますよ。

メモを活用して記憶をサポート

忘れっぽさを軽減するための最初のステップとして、メモを活用することをおすすめします。頭の中に全てを記憶しようとするのではなく、視覚的に情報を整理することで、忘れにくくなりますよ。

  • 手書きのメモ帳やノートを使う: その場で書き留める習慣をつけるだけで、大切な情報を逃しません。
  • スマホのメモアプリを活用する: 忘れがちな予定やタスクをすぐに記録できて便利です。
  • 付箋を使う: 目につきやすい場所に貼ることで、やるべきことを忘れにくくなります。

メモを取る際には、自分が見て理解しやすい形にまとめることがポイントです。

ルーチン化で忘れる負担を減らす

毎日の行動をルーチン化することで、自然とやるべきことを思い出しやすくなります。特に、決まった時間やタイミングで行うことを習慣にするのが効果的です。

  • 朝の準備リストを作る: 出かける前に確認する項目をチェックリストにしておく。
  • 寝る前の準備をルーチン化: 翌日のカバンや服を準備しておくと、朝の慌ただしさが軽減されます。
  • 決まった場所に物を置く: 鍵や財布など、なくしがちなものの置き場所を固定しておきましょう。

ルーチンができると、考えなくても自然に体が動くようになりますよ。

リマインダー機能で忘れ物を防ぐ

現代の便利なツールを活用することで、忘れっぽさをカバーすることもできます。特に、スマートフォンのリマインダー機能は非常に役立ちます。

  • 予定やタスクをアラームで通知: やるべきことを設定しておくと、必要なタイミングで教えてくれます。
  • カレンダーアプリを活用: 一目で予定を把握でき、忘れにくくなります。
  • デジタルアシスタントの活用: 音声で予定を登録したり、リマインダーをセットしたりすることができます。

「ツールに頼るのは良くない」と思わず、活用できるものはどんどん取り入れていきましょう。

環境を整えて忘れにくくする

自分が過ごす環境を整えることで、忘れ物や忘れっぽさを軽減することができます。シンプルで分かりやすい環境が記憶の負担を減らしますよ。

  • 整理整頓を心がける: 物の場所を明確にしておくことで、探し物をする時間が減ります。
  • 目立つ場所にやるべきことを記載: カレンダーやホワイトボードを活用して、予定を見える化しましょう。
  • 必要なものをすぐ手に取れる環境にする: 毎日使うものは手の届きやすい場所に置いておきましょう。

環境を整えることで、余計なストレスを減らし、気持ちに余裕が生まれます。

自分を責めず、少しずつ進める

忘れっぽさに悩むと、「また忘れてしまった」と自分を責めてしまいがちです。でも、忘れることは誰にでもありますし、工夫次第で改善していけることです。

  • 失敗を気にしない: 忘れてしまうことがあっても、「次はどう工夫しよう」と前向きに考える。
  • 小さな成功を褒める: 少しずつ改善できていることに気づき、自分を認めてあげましょう。
  • 無理をしない: 完璧を目指すのではなく、自分のペースで取り組むことが大切です。

焦らず、少しずつ進んでいくことで、忘れっぽさとの付き合い方が見えてきますよ。

まとめ

発達障がいによる忘れっぽさは、特性の一部であり、工夫次第で日常をスムーズに進められるようになります。メモを活用したり、リマインダー機能を取り入れることで、忘れる不安を軽くすることができますよ。

自分を責めず、一歩ずつ改善を目指していきましょうね。あなたが心穏やかに過ごせる日々を、心から応援しています。

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