皆さん、切火（きりび）ってご存じですか？

よく時代劇で、女将さんが出かける大将の無事を祈り、背に向かってカチカチと火打石（ひうちいし）を打って「いってらっしゃい！」と火花を起こし送り出したりしますよね。
切火は、厄払いや邪気を祓うなど縁起担ぎの道具として、日本古来の風習です(^ ^)

火打石から出た火花は「生まれたての火で穢れ（けがれ）ていない」という事から、厄除けやお清めなどの効果があるとされ、江戸時代頃から、家を出ていく人に「無事に帰ってきますように」「縁起の良いことが起こりますように」と願いを込めて切火を行ってきました。

スリーピースでは就職・就活祈願として、最終面接を受けられる利用者皆さんに出発前、右肩に３回、切火を行っています。
「自分を出し切れますように…」
「良いご縁に恵まれますように…」
合格祈願の願いを込めて、私たち支援員も力が入ります(´∇｀)

今回も「とても良い火が出ましたよ。」とお伝えすると、切火を受けた利用者さんは、満面の笑顔で振り返られ「いってきます！」と、明るい眼差しで出発されました。

スリーピースを最初に利用された日からの日々を振り返りますと、切火を行える今日という日が、とても頼もしく嬉しく感じますね(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡

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