砂漠からの脱出に挑戦!
今回の「ビジネスマナー講座」では、「砂漠からの脱出」というコンセンサスゲームを行いました。
砂漠に不時着したという設定で、12個のアイテムを重要度順に並べるワークです。
参加者はまず一人で考え、その後チームで話し合い、全員が納得できる答えを出す合意形成を目指します。
このゲームで大切なのは、正解を出すこと以上に、話し合いから皆んなが納得した上で、自分たちの正解を出すことです。
そのため、ジャンケンや多数決、詳しい人が1人で仕切ったり、皆んなに任せっぱないではいけないため、一人ひとりの主体性が問われます。
今回は2チームに分かれて実施し、結果は46点と48点という接戦でした。
両チームとも「町を目指しながら救助隊を探す」という同じ目的を選んだため、意見の相違が少なく、話し合いはスムーズに進んだようでした。

アイテムの中で、皆さんパラシュートの使い方が難しかったようで、限られた資材で創造力を働かせる場面では、普段使ったことのない道具ほど想像が難しいことを体感されていました。
また、わからないことを放置せず、好奇心を持って自らWEB検索など情報を探し、考え、行動する力の大切さも学ぶ機会になったご様子でした。
印象的だったのは、
誰一人として人の意見を否定せず、傾聴しながら交渉していたことです。
選択理論心理学を学んでいる皆さんだからこそ、安心・安全な環境づくりに協力し合いながら、意見を出し合えたのだと思います。
今回のゲームを通じて、意見を出し合い、相手の話を傾聴・受容しながらコミュニケーションを取る大切さや、目的を共有することの意味を実感していただけたのではないでしょうか。