自立に必要な愛着形成で心が育つ♪
本日は、選択理論心理士の亜希子先生による「自分と人ともより良い関係を築く幸せ講座」を行いました。
まずは、相手の知覚を正確に知る技術として、2人でペアになり「最近ちょっと気分が良いな」と思ったことについて、3分づつ相手の話を聴き取り合うワークをしました。
参加された皆さんからは、
「並行して質問していただけだったので、相手の話を深堀って聞くのは難しいと感じた」
「聞くとなると何から切り出したら良いのか分からなかった」
と、
深く聴くことの難しさを体感されつつ、そのような中でも、相槌を上手く活用し、相手の話を聴き取る姿勢を意識されている方もいらっしゃいました。
コミュニケーションには、バーバル(言語)と、ノンバーバル(非言語)があります。
コミュニケーションで伝わることを全部で100%とすると、バーバルの割合は7%、ノンバーバルは93%といわれています。
同じ視線で見ようと聞いたり、言葉の奥にある事を知ろうとすることで、脳も活性化してくるそうですよ。
選択理論心理士の亜希子先生は、乳幼児教育にも長年携われており、みなさんへ「心が育つということ」についてお話しくださいました。
●自立に必要な愛着形成
心が育つ上で大切なことは「愛着」形成が重要とのこと。
乳幼児の頃に親から得られるものだそうで、大人になってからの、心の発達や、人間関係に大きく影響するものだと言われてます。
しかし、なんらかの理由で親や養育者との間で愛情の癒着が形成されずに、大人になってから情緒面や対人関係に問題が現れてしまうことも多いよう。
愛着形成から得られる自尊心や自立心、社会性などが育たずに成長してしまうと大人になってから、社会の中で他人とうまくコミュニケーションが取れなかったり、人との比較や評価ばかりが気になり生きづらさを感じてしまうそうです。
相手を大事に思う気持ちに支えられた絆があることで、愛着が形成され、人に対しての愛情や信頼感が育まれ、安心感や自尊心が確立してくるとのことでした。
また、心を育てるには、自分でできることを「できた、できた!」と、リアルに体感していきながら、自分で自分のことができるよう愛着形成のサイクルをまわしていくことが大事だそうです。
心が育つことで、誰かに認めてもらわなくても自分自身で満たせるようになり、また自分のことも客観的に見れるようになって、自己評価が確立できるとのことでした。
愛着形成は大人になってからでも工夫次第で育むことができます。
自分のために耳を傾け話を聞いてもらえたり、自分でできることを増やしていける環境が得られるスリーピースの事業所の関わりや訓練が、その工夫の一つです。
訓練を通して、自分で自分に自信がもてるように、自立に向けたサイクルをまわしながら、心を育てていきましょう^^
今回の講座は、心の深い部分を中心に座学やワークが行われ、難しく感じる部分もあったと思いますが、
「いつもと違う進め方で、かつパーソナルな部分の開示と深堀をして頂けたので、とても深い学びになった!」
「深い話で難しい部分もあったが、なるほどなぁと気づきもあった。」と、
みなさん熱心に取り組まれたご様子でした。
亜希子先生からは「体感して他の方にシェアする事が貢献ですよ」ともお話があり、みなさん「うんうん」と頷かれていました。
スリーピースでは自分以外の人と一緒に取り組む「共同学習」の環境を大切にしています。
共同学習から、「知る」→「分かる」→「行う」→「出来る」→「分かち合う」ことで、学んだことを日常生活に活かせる取り組みを行っています。
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