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スリーピースだより

2025/2/4

適応障害からの復職後がつらい…仕事を続けるための工夫とストレス対策

「やっと復職できたのに、しんどい…」「復職前よりもつらく感じるのはなぜ?」そんなふうに思っていませんか?適応障害から復職した後、思っていた以上に心や体がつらくなることは珍しくありません。職場に戻った安心感と同時に、「本当にこのまま働き続けられるのかな?」という不安が湧いてくることもあるでしょう。でも、大丈夫ですよ。無理せず仕事を続けるための工夫やストレス対策を取り入れることで、少しずつ心が軽くなっていきます。この文章では、復職後にしんどさを感じる理由や、少しでも負担を減らすための方法についてお伝えしますね。一緒に、ゆっくり進んでいきましょう。

復職後にしんどくなるのはなぜ?

復職したばかりの頃は、「元のように働けるかな?」と期待と不安が入り混じっているものです。でも、実際に働き始めると、予想以上にしんどさを感じてしまうことがありますよね。それにはいくつかの理由があります。

  • 環境の変化によるストレス
    休職中の生活とは違い、仕事に戻ることで急に環境が変わると、それだけで心や体に負担がかかります。
  • 以前の自分と比べてしまう
    「前はこれくらいできたのに」「もっと頑張らなきゃ」と、過去の自分と比べてしまい、無理をしようとしてしまうことがあります。
  • 周囲の目が気になる
    「休んでいた分、迷惑をかけたかもしれない」「職場の人にどう思われているんだろう」と周囲の視線が気になり、疲れてしまうことも。
  • まだ完全に回復していない
    適応障害は、環境に適応できずに生じる症状なので、復職後すぐに「もう大丈夫!」と思うのは難しいこともあります。

しんどくなるのは決してあなたのせいではなく、適応障害の回復には時間がかかるもの。少しずつ、自分に合った方法で乗り越えていきましょうね。

無理をしすぎない働き方を心がける

復職後は、「今まで通り頑張らなきゃ」と無理をしがちですが、いきなり全力で働こうとすると、かえって疲れてしまいます。少しずつ、体を慣らしていきましょう。

  • 最初は6〜7割の力で
    無理をしすぎず、「まだ余裕があるな」と思うくらいのペースで進めることが大切です。
  • 細かい休憩を取る
    集中しすぎると疲れが溜まりやすくなるので、1時間ごとに軽くストレッチをしたり、水を飲んだりしてリフレッシュしましょう。
  • 「できること」と「難しいこと」を整理する
    全てを完璧にこなそうとせず、今の自分にできることを優先して取り組みましょう。

仕事を続けるためには、「無理をしないこと」が何よりも大切なんですよ。

周囲とのコミュニケーションを工夫する

職場に戻ると、「迷惑をかけたくない」と思ってしまうことがありますよね。でも、無理に周囲と同じペースで動こうとしなくても大丈夫です。

  • 「少しずつ慣れていきたいです」と伝える
    復職後すぐにフルスピードで働くのは難しいので、周囲に「まだペースをつかめていなくて…」と伝えるだけでも気持ちが楽になります。
  • 自分の状態を無理のない範囲で共有する
    無理のない範囲で、「今は少し疲れやすいので、休憩をこまめに取りたいです」など、自分の状況を伝えられると良いですね。
  • 適度な距離感を保つ
    職場の人間関係に無理して馴染もうとすると、余計に疲れてしまうこともあります。適度な距離感を持ちながら、少しずつコミュニケーションを取っていきましょう。

焦らなくても大丈夫。あなたのペースで、ゆっくり進んでいけばいいんですよ。

仕事のストレスを軽減する工夫

仕事のストレスを少しでも減らすために、できる範囲で工夫を取り入れてみましょう。

  • TODOリストを作る
    やるべきことを整理すると、頭の中がスッキリしてストレスが減ります。
  • 「終わったら◯◯しよう」と楽しみを作る
    「今日の仕事が終わったら、お気に入りのカフェに行こう」など、小さな楽しみを作るとモチベーションが上がります。
  • 「完璧」を目指さない
    ミスをしないように頑張りすぎると、疲れやすくなります。最初は「7割くらいできればOK」と考えると、気持ちが楽になりますよ。

少しの工夫で、仕事のストレスを減らせるので、ぜひ試してみてくださいね。

しんどくなったときは無理せず休む

「休職したのだから、もう休んではいけない」と思ってしまうかもしれません。でも、しんどいときに無理をすると、かえって心身の負担が大きくなってしまいます。

  • 「今日は調子が悪いな」と感じたら、早めに休む
    無理をしすぎず、体調が悪いときは早めに休息を取ることも大切です。
  • 休日はしっかりリラックスする
    休日に仕事のことを考えすぎると、気持ちが休まりません。思い切って仕事のことを忘れて、自分の好きなことを楽しむ時間を作りましょう。
  • 周囲に助けを求めることも大切
    どうしてもしんどいときは、信頼できる人に相談することも大切ですよ。

「休むことも仕事のうち」と思って、自分を大切にしてくださいね。

まとめ

適応障害からの復職後、しんどさを感じるのは決して珍しいことではありません。無理をせず、自分に合った働き方を見つけることで、少しずつ心が楽になっていきます。

焦らず、あなたのペースで進んでいけば大丈夫ですよ。どうか、自分を責めすぎず、少しずつ前に進んでいきましょうね。あなたが無理なく働き続けられるよう、心から応援しています。

よくある質問(Q&A)

Q. 適応障害と診断されてから、どのくらいで復職できるようになるのでしょうか?
A. 回復のペースには個人差があります。早ければ数週間で復職する方もいますが、数ヶ月かけてじっくり心身を整える方も多いです。焦らず、自分のペースで回復を目指しましょう。医師や支援機関と相談しながら「いまの自分」に合ったステップを選ぶことが大切です。

Q. 復職後にまた体調を崩さないか心配です…
A. その不安はとても自然なものです。復職後すぐにフルタイムで働くのではなく、短時間勤務や業務調整など「無理をしない復職プラン」を立てることで、再発リスクを減らすことができます。また、相談できる相手(上司・産業医・支援機関など)を持つことも心の安心につながります。

Q. 会社に迷惑をかけたことが申し訳なくて、復職に踏み出せません…
A. 「申し訳なさ」を感じること自体、まじめで責任感の強いあなただからこその気持ちだと思います。でも、まずはご自身の健康が第一です。職場にも「戻ってきてほしい」と思っている方がいるかもしれません。少しずつで構いません、自分を責めず、一歩ずつ進んでいきましょう。

Q. 適応障害になったことを、職場の人にどこまで話すべきですか?
A. 必ずしも詳しく話す必要はありません。信頼できる上司や人事担当に「医師の指示で療養していた」と簡潔に伝えるだけでも十分です。復職にあたって配慮が必要な場合は、医師の診断書などをもとに相談してみるとよいでしょう。

Q. 復職しても、今の仕事を続けていけるか自信がありません。
A. 復職はゴールではなく、あくまで再スタートです。自分の得意・不得意や疲れやすさに気づきながら、少しずつ「自分らしい働き方」を見つけていくことが大切です。必要に応じて働き方の見直しや転職も、前向きな選択の一つ。自分を責めずに、柔軟に考えてみてくださいね。

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