SST講座「仕事を依頼する」って難しい!?
今日のビジネスマナーでは、「SST(ソーシャルスキルトレーニング)」を行いました。
SSTとは、社会生活を送る上で必要なコミュニケーション能力や対人スキルを学ぶためのトレーニングです。
例えば、コミュニケーション力として、挨拶や会話の仕方、自分の気持ちを伝える方法が学べたり、対人スキルとして、人に何かを頼んだり、相手を不快にしない断り方、感謝の伝え方などを訓練することができます。
SSTの目的は、これらのスキルを身につけることで、日常生活におけるストレスを軽減し、より円滑な社会生活を送れるようにすることです。
参加された皆さんからは、
「お願いするのは気が引ける」というコミニュケーションのお悩みがあがり、
・押し付けてると思われないか心配
・周囲から出来ない人と思われたくない
・最初の一声が難しい…
と言う理由から、皆さんと一緒に、二人一組でロールプレイを行いました。
「お忙しいところ申し訳ございません」「ちょっとご相談なんですが〜」など最初にこの一言を添えるだけで、グッと話しかけやすくなります。

実際に行ってみた感想では、
・お願いされる側になってみたら「あれ?思ったより嫌な感じがしなかった」
・ちゃんとクッション言葉使えば、自然に頼めるかも
と、心配事の多くが、実際には起こらない「取り越し苦労」であることを体感することができました。
そういえば「心配事の9割は起こらない」という言葉を聞いたことはありませんか?
ある大学で実施された研究では、「未来への不安はほぼ現実化しない」という研究結果が出ているそうです。
「心配ごとの多くは無根拠で、悪い予測のほとんどはハズれる」ということを知ってるだけでも、ラクな気持ちを選んでいけそうですね^^
「人と関わる」と聞くと緊張するという感覚は、誰でも経験する感情です。
「周りからの評価を気にし過ぎてしまう」、「自分の話に自信がもてない」、「過去の失敗や経験を思い出してしまう」、「慣れない状況や環境」など、過度に緊張してしまう要因も、練習をすればグッとラクになります。
SSTは、その「練習の場」。
次回も「苦手だけどちょっと挑戦してみたい!」を大切に、少しずつ進めていきたいですね。