選択理論)やる気はどこからくるの?
毎月、定期開催中の「自分と人ともより関係を築く幸せ講座」では、脳の仕組みから人の行動を紐解く「選択理論心理学」を用いて、自分を大切にする重要さや、物事への見方・捉え方の工夫についてなど、自分で自分をご機嫌にする方法を、皆さんと一緒に学んでいます。
先日は、選択理論心理士あつこ先生がお越しくださり、やる気・モチベーションについて、ワークやディスカッションを行いました。
・やる気がでない
・モチベーションが上がらない
・やる気はあっても動けない
・やらなきゃいけないのにヤル気が起きない
など、
やる気やモチベーションについて、悩まれている方は多いようです。
一体、やる気はどこからやってくるのでしょうか?

選択理論心理学では、やる気となる動機付けの源は、他者など外側から得られる報酬や評価ではなく、遺伝子に組み込まれた5つの基本的欲求を満たすために選んだ「上質世界・願望」から起こるものとされています。
※選択理論の基礎概念についてはこちら
ですから、やる気が出ないのは、もしかすると自分自身にとって「興味関心がないこと」なのかもしれません。
しかし「興味のないこと」であっても、「本当に?」と掘り下げて考えてみると、また違った見方ができます。
例えば「勉強に興味がない」としても、大好きなゲームのためなら、攻略法を勉強し、クリアするまで何度でも挑戦したりしませんか?
行為だけをみると「興味のないこと」でも、「目的」が好きなことや、望んでいることであれば、意識せずとも、やる気がでて、モチベーションも上がるわけです。

人の脳のメカニズムを知れば、仕事や職場でも応用が効きます。
一つひとつの業務作業には興味を持てなくても、業務姿勢や成果を通して「知識・経験」や「周囲からの信頼」、また長く働き続ける「安定」、「豊かさ」も手に入る可能性が広がります。
例えば、あなたはどのような職場環境を望んでいますか?
優しい先輩や上司の下で、意見や相談などが言いやすい雰囲気に加え、職場の人間関係が良好な環境がいいとイメージしたとすれば、あなた自身はその環境を得るために、どんな工夫ができるでしょう。
・自分から挨拶をする
・感情的な言動は避ける
・不満や文句は言わない
・指示された仕事を誠実に行う
など、
できることはたくさんありそうです。
だって、いつも無愛想に仕事もそっちのけで、感情に任せて文句ばかりを言う人と一緒にいて、心地良さを感じる人は少ないですからね( ^ ^ ; )良い関係性は生まれません。

自分が何を望んでいるかで、自分自身の行動は変わってきます。
目先のことではなく、その先の願望をイメージしていけば、直接は興味のないことも、見方が変わってくるのかもしれません。
現実とは、人それぞれの主観によって解釈した世界であり、私たちは自分の解釈した現実を生きています。
あなたの見方・捉え方次第で、幾らでも選択肢があることに気づけたら、もっと生きやすい未来に繋がりますよ。
うつ、精神疾患、発達障害などにより「無理なく、自分らしく働きたい」と就職・転職・復職を検討中の方は、就労移行支援事業所 スリーピース 今里へ、お気軽にお問い合わせのうえ、無料の相談・見学・体験にお越しください。