安心して実践できるコミュニケーションの図り方
こんにちは、スリーピース今里です。
3月に入ってから、温かい日が続き「春」を感じる日も多くなってきているのではないでしょうか?
「春」といえば「桜」。
「桜」といえば「入学式」。
新しい環境にチャレンジする季節ともいえますね。
新しい環境では「初めて会う人と仲良く出来るかな?」、「初めての職場で先輩と上手にお付き合い出来るかな?」と、ワクワクの楽しみ半分にドキドキ心配もあったり、対人関係が苦手な人にとっては、不安でいっぱいに感じる人もいると思います。
日本経団連が調査した「新卒採用に関するアンケート調査」では、選考時に重視する要素として、2004年から16年連続で「コミュニケーション能力」が第1位となりました。
また、求める資質の上位5位までにコミュニケーション能力がランクインした企業は8割以上。
多くの企業がコミュニケーション能力を求めているようです。
障害者雇用で働く場合は、特性に合った配慮がありますから、ズバ抜けたコミュ力が必須かというとそうでもありません。
しかし、挨拶や報連相など必要最低限のコミュ力は働く上では欠かせない要素。
コミュニケーション能力をアップするには、
①相手との信頼関係を築くこと
②相手の話をよく聞く事
などなど、ポイントが書かれた書籍は多くありますが、
「しようと思っているけど上手くいかない」
「意識すると尚さら上手くいかない」
など、それが現実ではないでしょうか?
スリーピースでは、選択理論心理学を利用者さんはもちろん、支援員の私達も全員で勉強し、日々「人間関係を良くする7つの習慣」を意識しながら訓練を行っています。
●身につけたい人間関係を築く7つの習慣とは
1)傾聴する 2)受容する 3)励ます 4)支援する 5)信頼する 6)尊敬する
7)意見の違いについて交渉する
この7つの習慣を皆さんと一緒に意識しながら、訓練の実践編として、先日の土曜日イベントでは『こころかるた』を開催しました!
『かるた』に書かれている題材について、『話し手』となる人が自分の考えや思いを語り、『聴き手』となる人が真剣に相手の話を聴きます。
『聴き手』は、自分の意見や考えがあっても話を遮らず、聴くことに集中します。
この、相手の話を遮らずに最後まで聴くというのが、案外ムズかしかったりするんです。
特に、自分と違う考えや思いであると、自分の意見を言いたくなったりします。
また、人の話を真剣に聴いてるつもりが、まったく別のことが思い浮かんで、上の空で聴いてしまったり。
意外と人の話を真剣に聴くことも技術の一つかも知れませんね。
そして、自分が話してることを真剣に聴いてもらえることが、どんなに嬉しいことかも再認識できました。
参加された利用者さんからは、
「コミュニケーションを取りたいと思っても、何を話せばよいか分からないので、題材があるとラク♪」
「真剣に聴いてくれるので安心して話せる」
「皆さんのことが知れて嬉しかった!」
などなど、普段お話ししない内容の事が話せて聴けて、充実されたご様子でした。
大阪にある就労移行支援事業所スリーピースは、お一人おひとりに親身に関わり、就職準備から就職活動・社会復帰に向けた訓練を通所型の福祉サービスとして行なっています。
うつ病、ストレス性疾患、精神疾患などで、働くことに不安やお悩みを1人で抱えていませんか?
是非、一度お問い合わせください。
障がいがあっても、あなたらしく働ける場所があります。
まずはお気軽にご相談ください。